私たちヒトは1日に2L以上もの水分を失っています。
成人では排出される水分の目安として、尿1400〜1500ml、便100〜200ml、皮膚や呼吸900mlとも言われています。
これらの排泄されたものは飲み物や食べ物で水分を補って行く必要があります。
そこで、水分を上手に取り入れて行くタイミングはいつがベストなのかをまとめてみました。
もくじ
水分補給のための飲み物はお水を中心に摂りましょう!
水を上手に飲む方法として、摂取するタイミングと量が大切です。
基本的に、朝の起床時と就寝前は摂取する様にオススメしています。
なぜかと言うと、寝ている間にヒトは発汗などでコップ1杯分は知らぬ間に失なわれているからです。この2回の水分摂取は必ず飲む様に習慣化してもらいたいものです。
そして、3〜5回に分けて小まめに水を飲むことが良いとされています。
また、汗を大量にかくと、いつもより多くの水分が必要となります。夏の暑い日や炎天下でのスポーツなどで汗をかく日は、いつもより多めに水分を飲み、塩分も一緒に摂取する様に心がけましょう。
水を飲むタイミング
⒈ 朝起きてすぐ
朝起きてすぐは、内臓も起きたばかりでまだ目覚めていません。
また、眠っている間に汗などで水分が失われてしまっている状態なので、体内に水分が足りない状態です。
朝起きてすぐは、体の失われた水分を補って潤すためと思って水分摂取を積極的に行ってください。
加えて、血圧が高い方や気になる方もぜひ習慣化してもらいたいものです。
朝方に血圧が高くなりやすいのも、体内に水分が足りておらず血管内脱水を起こしやすためでもあります。
水分をとって血液を潤してあげましょう。
⒉ 喉の渇きを感じる前
喉が渇いたと感じた時は、もうすでに体内で水分が不足している状態です。喉が乾く前に少量ずつこまめに水を飲むことが大切です。隠れ脱水かもしれません。
⒊ 食事を摂る前
胃の中に食べ物が急に入ってくると、消化臓器が消化作業する時に水分を過剰にため込みやすく“むくみ”の原因にもなると言われています。
水分摂取は、なるべく胃の中が空っぽの状態がベストです。
また、食直前に水分を少量摂取すると、喉越しを通りやすくして、胃まで送り届けるのに蠕動運動を活発にさせてくれて消化の手助けをしてくれます。
⒋ 日常生活でも、汗をかいた後でも
何も運動をしていなくても、室内にいるだけでも、水分が失われており、気がつかない内に水分不足を起こしています。
ここ最近では室内で起こる熱中症も重視されてくる様になってきました。
水を飲む事で、高くなった体温を下げる効果も期待されますのでいつもより多めに水分摂取を行う様にしましょう。
⒌ 入浴前後
入浴中も汗をかいて水分が排出されています。
そのため、入浴する前にコップ1杯のお水を飲んで、水分が出て行くのに備えましょう。
また、入浴後にも失われた水分を補ってあげる必要がありますので同じ様にコップ1杯分の水分を摂取しましょう。
⒍ 運動前後
運動して、体を動かすと汗で体内の水分が排出されてしまいます。
室内でも屋外でもスポーツでも熱中症になりますので、運動される前中後のこまめに水分摂取を行う様にしましょう。
また、塩分も一緒に補給するとより効果的な水分補給が行えます。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、「水はいつ飲むのがいいの?一日でみるおすすめのタイミングとは」について解説しました。
水を飲むのはいいけれど、いつ飲めばいいのかはあまり知られていません。
是非、おすすめのタイミングとご自身の生活スタイルに合わせて、無理のない範囲で試してみてくださいね。