もくじ
水とヒトとのつながりについて
水はヒトにとって最も重要な栄養素の一つです。
多くの方は、一部のビタミンやミネラルを摂取しなくても、水を摂っているだけで数週間または数ヶ月間もの間、悪影響を受けることなく生きて行くことができます。
それくらい、私たちの体には水分が必要であり生活して行く上で欠かせない存在となっています。私たちは日常生活の中で、汗をかいたり、不感蒸泄という形で自然に失われる水分があります。
すなわち、呼吸の際に呼気に含まれる水分と、皮膚や気道の粘膜から蒸発する水分を意味し、1日あたり皮膚から放出される水分量は500〜700ml、呼気として放出される水分量は150〜450mlとも言われています。
熱がでた場合、体温が1度上昇すると、不感蒸泄の量は約15%も増加すると言われています。
私たちの身体は日常生活の中で、毎日大量の水分を失っておりそれを補って行く必要があります。
その水分摂取量が少ない場合、精神的、身体的に影響が出てくるはずです。
適切な水分摂取を心がけましょう
一日に必要な水分量
1日に私たちに必要な水分量は、全部で約2、5Lと言われています。
そのうち、1日に必要な水分の1、3〜1、5Lは食事や体内で作られます。
よって、残りの1、0〜1、2Lを水分補給してあげる必要があります。
しかし、一度に一気に大量の水を摂取すると、かえって体内の電解質のバランスが崩れてしまい体調不良を引き起こしかねます。
水分補給する時には、コップ1杯、約120〜150mlを8回ほどに分けてこまめに摂取しましょう。
合わせて塩分の摂取も行ったほうが効果的です。
ほぼ、食事に含まれていると思いますが、レジャーやアウトドアなど炎天下で過ごす時は特に塩分の摂取も心がける様にしましょう。
水分と塩分を同時に補給できるスポーツドリンクや経口補水液、または水や麦茶には塩や梅干しを加えて塩分補給するのもいいですね。
緑茶やウーロン茶、コーヒーにはカフェインが含まれているので利尿効果があるため水分が尿として排出されてしまうので要注意です。
水分摂取過多になると悪影響が出るのか
水分を必要以上に過剰摂取すると、私たちの身体は水分摂取量に比例して尿量を増加させ体の外に出そうと働きかけます。
体内の細胞内にある電解質として、ナトリウムやクロール(塩素)、カリウムといった成分は密接な関係を保ち、私たちの体を支えています。このナトリウムは人体の水分の保持や細胞内浸透圧の調節を担っています。
摂取した水分が腎臓の水分排泄能力を超えた場合は、体内の電解質であるナトリウム濃度が薄められてしまい深刻な電解質不均衡(連れ合いが取れなくなることを意味します)を起こしてしまいます。
この状態を、“低ナトリウム血症”または、“水中毒”と言います。
低ナトリウム血症とは、生後6ヶ月未満の乳児でよく見られる症状です。
水中毒は、1日にボトル数本分の水や、薄すぎる乳児用調製粉乳を飲む乳児に発生する可能性があります。
また、最近では、この条件が運動選手内で発生するものとして文書化されており、“運動性低ナトリウム血症(EAH)と呼ばれる様になってきました。
一部の疾患でも低ナトリウム血症を引き起こす可能性はあります。